突然ですが、愛犬の行動でお悩みはありませんか?
吠える、とびつく、引っ張る、歩かない、何でも齧る、物を持って行く、ふざけて咬む、怒って咬みつく、などなど、困りごとはきりがありません。それらを解決するにはどうしたらいいでしょうか?
「人間が主人なのだから犬は人に合わせなくてはいけない。そのためにはまず服従訓練から」というのが旧来の考え方でした。でも、ちょっと考えてみてください。人と犬という異なる動物が一緒に暮らす以上、互いに思うように行かないことがあるのは当然です。犬の側だっていろいろ困っているはずです。まずそれを大前提に考えましょう。
人と犬のどちらがどの程度我慢するのか、という旧来の発想を卒業して、望ましい行動を犬自身がやりたくなるように仕向けるにはどうしたらいいのか、同じ価値観を育てるにはどうしたらいいのか、という方向で考えを組み立てて行くことが、人と犬の双方が楽しく暮らすためのコツです。
今回の相談会では、問題行動の改善のために考え方や方向性をお示しします。
ご相談はひとり5分程度で、当日、軽井沢観光協会のブースにて予約をお願いします。(健康上のご相談は対象外です)
さらに具体的な指導をご希望の方は、後日、有料の個人指導をお申し込みください。
指導者紹介
山下國廣
獣医師・ドッグトレーニングインストラクター。長野県小諸市在住。
所属学会・団体: 日本獣医動物行動研究会、日本行動分析学会、日本ペットドッグトレーナーズ協会
一時期大流行した支配-従属理論(犬と飼い主の関係を順位付けでとらえる説)に当初より疑問を持ち、行動分析学の文献を独習しつつ「自分が犬の立場なら」という素朴な発想でしつけ・訓練に取り組む。
長年にわたり勤務獣医師として家畜臨床にたずさわりながら、ボランティアで犬のしつけ指導を行ってきたが、2005年よりしつけ指導・行動治療専門獣医師として『軽井沢ドッグビヘイビア』を開業。
相棒の甲斐犬すぐり(1996-2012)を日本犬初の救助犬に育てて多くの現場に
出動した。ベアドッグやアライグマ探索犬、里守り犬(サル追い払い犬)、フォレストレンジャードッグなど野生動物対策犬の指導経験も多い。